私がリップルに投資した、
その理由は?

こんにちは。
仮想通貨への投資で高値掴みしました、kyouです。

今回はビビりの私が仮想通貨への投資に踏み切ったきっかけの参考図書の紹介です。
「アフタービットコイン」という本です。

イナゴの常連です、つくづく投資は向いていません。
そんなに頭の回転が速くないんでしょう。

なんとなく分かってはいましたが、現実を突きつけられると泣けてきます。
「自分の経験」を棚卸すると投資のヒントになるかもしれません。

※プライバシー保護のため、
今回は体験を交えたフィクションでお送りいたします。

正月前の騒動

「このままでは送金できません」
会社で仕事をしていると、銀行から電話が掛かってきました。
ちょうど一昨年の終わりごろ。

当時、私はとあるメーカーの財務部に勤めており、
そこでは外国為替を担当しておりました。
簡単に言えばドルとユーロに関わること全部です。

どこもそうだとは思いますが12月は仕事でてんやわんや。
まあ必死こいて仕事を進めるわけです。
ようやく片付いてきてホッと安心した矢先に銀行から連絡が来ました。

銀行に持って行った海外への送金の書類についてです。
記載していたとある情報のアルファベットが1文字違っていると。
当然送金はストップ。

電話を聞いて頭は真っ白です。
年内の営業は最終日のために所管部署の担当者はとうに帰宅。

残っていたその部署のリーダー、先輩、上司と必死にリカバーしました。
まあボロカスに怒られましたが。

「なんで今日に限って……」
自分のやるべきことをやって、なおボロカスに言われるって。
仕事ができない人間の逆恨みかもしれませんが、私はこう思いました。

「はやくもっと便利になれ、もうワンクリックで送れるようにしてくれ」と。
何故に正月直前になっても七転八倒せにゃならんのかと。

リップルを勧められました。

「仮想通貨? ゲームセンターのコインみたいなものでは?」
随分時期は進んで昨年の夏ごろ。
私は恩師に会いに行っておりました。

メーカー時代は東京で働いていており、そこでとある語学学校に通っておりました。
講師の方に随分お世話になっており、海を渡って久しぶりに会いに行きました。
海外での永住権を持っているような人なので。

その方のお宅で雑談しているとふと仮想通貨の話になりました。
「kyou君は仮想通貨って知ってる?」

そのころ私は体調を崩して新聞やニュースにもろくに目を通していない状態です。
残念ながら全く知識はありません。

そこで冒頭の発言をするわけです。
すると恩師は
「いやあ次は仮想通貨だよ。リップルっていうのが良いよ。
Kyou君。リップル、来るよ」

そうグイグイ押してきます。
「でもあくまでデータじゃないですか。
そんなものが価値を持つようになるんですか」

当時の私は艦これの課金すら躊躇するほどのビビりでした。
良心的と言われるソーシャルゲームのデータにさえ、
お金を入れることに抵抗があったのです。

「そうかkyou君なら興味あると思ったんだけどな。
Kyou君、外国為替の仕事してたでしょ。
リップルは海外送金をもっと便利にするっていうコンセプトで作られたものだから」

「何すかそれ!!マジすか!! すぐ投資します!! どうすれば良いですか!!」
思いっきり身を乗り出して恩師に詳しいことを聞きます。

「あんな面倒な思いは二度とごめんだ!」
その一心でまあ呆れるほど早く手のひらを返しました。
自分でも驚くほどの変わり身の早さです。

仮想通貨への投資開始

「コインチェックっていうアプリで買えるよ」
恩師が若干引き気味に教えてくます。

「分かりました!! すぐダウンロードします!!!」
そうして海の向こうから初めての仮想通貨の投資が始まりました。

ちょうどリップルに関するカンファレンスの騒動があり初っ端からこけます。
思いっきり高値掴みしました。

そんな時に読み始めたのが「アフタービットコイン」です。
著者が外国為替の専門書を書いており、偶然名前を知っておりました。

仕事に関連する分野のため、私は入門書をすっ飛ばしこの本を読み始めました。
さすが外国為替の専門家です。
現状の国際送金の問題点やリップルについての記述は他の本に比べても随分詳しいです。

本書のp230より引用します。
『リップル・プロジェクトでは、ブロックチェーン技術を使って、銀行と銀行がネットワークで直接つながり、分散型台帳で情報を共有しつつ、送金を行うというモデルを確立しています。これにより、複雑な仲介の過程がなくなり、クロスボーダー送金をリアルタイムで効率的に行うことができるものとしています。』

「やっぱり次はリップルが来る」
本を読んでそう確信するようになりました。

お金は入れたものの、周囲にそれを話すとまあ非難されました。
「余裕がない時期に何やってんだ」

自分にとっては大きな額ですが、ぶっちゃけ捨て金です。
「0円になったって構やしないわ。あんな面倒なシステムを変えてくれるなら」
そう思っておりました。

投資家の行動としては最悪でしょう。
割安かどうかも考えず、直感だけでお金を突っ込んだわけですから。

しかし、非難する人は誰ひとりとして知りませんでした。
どれほど海外送金に手間がかかり、高い手数料が取られているかを。

ボロカスに言われながらホールドし続け、苦節4ヶ月。
昨年の12月中旬。

「うおおおおおおおおおおお!」
朝起きてチャートを見たら、爆上げしていました。
日経新聞にも記事が載ったり、複数の大きなニュースが立て続けに出てきたからです。

結果として無事、含み益に昇格。
利益確定は月まで届いたらします。

私は数々の幸運に恵まれました。
投資の第一歩は身近なところに転がっているみたいです。
自分の仕事を見直してみると思わぬ発見があるかもしれません。

 

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活字中毒歴16年目、年間100冊の読書と週3回の本屋通いが趣味 「行動するための読書」を テーマに書評を書いていきたいと思います。 メーカーの財務部を退職後 ADHD向けの就労支援施設にて訓練中