はじめまして「今日のトライアル」はこんなブログです。

このブログは「今日より明日をよくする。仕事を少しでもできるようになる」ための

情報を発信していくブログです。

私はADHDという発達障害の当事者で、

このブログでは仕事をできるようにするため本の紹介や日々の試行錯誤をお届けします。

kyouの生い立ち

小中高は愛知県の公立に通い、大学時代は琵琶湖の傍にある国立の経済学部に進学しました。

簿記会計を中心に勉強していたこともあり、基本的に考え方は資本主義です。

発達障害に悩まされた小学生時代

「体育が嫌い」

小学校時代。

強く記憶に残っているのが、ひたすらに「体を動かしたくない」という思いです。

逆上がり、徒競走、跳び箱。 どれも苦痛だった記憶しかありません。

人の真似も非常に苦手で楽器や習字も大嫌い。

「努力」が本当に実を結ばない。

「自分には何の取り柄もない」 そう思っていました。

今思えば診断こそ出てはいないものの、このころから発達障害に悩まされていたわけですね。

「学習塾」と「ハリーポッター」で勉強に目覚める

そんな私の転機になったのは、10歳の時。

ひょんなことから人生が大きく変わります。

1つはこの時にSという学習塾に通い始めたことです。

ここで少なくとも人並みには「勉強」は得意になりました。

この塾は愛知県ではスパルタなことで有名。

テストの点数で教室の席順やクラス分けが決まる。

今時珍しい競争主義です。

それでも授業自体は非常に楽しく、めきめきと暗記力がつきました。

そこで得た「勉強のための習慣」や「競争心」「学ぶ、考えることの楽しさ」が今も私を支えています。

「やればやるほど力が着く」というのは本当に楽しかった。

「kyou 社会100点 1位」なんて目に見える結果に出るのですからなおのこと。

もう一つは「ハリーポッター」シリーズを読み始めたことです。

なんの偶然か母がクリスマスプレゼントで買ってくれました。

ハリーの魔法の世界にどっぷりと浸かり、何度読んだかわかりません。

「何百ページもある分厚い本」を完読したというのは大きな成功体験でした。

どんなテストや教科書を見ても「ハリーポッターより薄いじゃん」と思えるようになったので。

もちろん単純に厚さでは比較なんてできません。

しかし何より本を読むことが楽しくなりました。

学校では休み時間や放課後はほぼ読書です。

私の「文字を通して情報を得て、その情報を活用する」という黄金パターンはこれらの経験から生まれたわけです。

これらの経験があるからこそ 「今日よりも明日を良くしていくという」というモチベーションがある。

私にとっては頭脳がADHDを何とかしていくための源泉です。

「発達障害」の診断が出た大学時代

「ADHD」という言葉をご存知でしょうか。

日本語に訳すと「注意欠陥多動性障害」といいいます。

平たく言うと「空気が読めず、やたらと不注意が多い」脳の障害のこと。

私は大学三回生の時にこの病名の診断書をもらいました。

「ようやく原因がわかった……」と納得したことを覚えています。

中学時代から続く昼間の強烈な眠気。

恐ろしいほど頻発する無くしもの。

崩壊する予定。

全てのつじつまが合ったような感覚でした。

診断のきっかけは部活動。

当時ESS(英語部)に所属していましたが、本当に驚くほどマルチタスクが出来ません。

特に「複数の仕事の段取りを考える」ことが本当に苦手。

「部活動のために借りた教室のカギを返す」というのが出来ずに学生活担当課から

呼び出されて怒られる。

そんなことが頻発しておりました。

これらのトラブルは1つは1つは小さくとも連続して起きるとシャレになりません。

ゼミを投げ出し、バイトを辞め、いろいろなものを犠牲にしてもなお事態が悪化する。

そんな状態が一年ほど続きました。

あまりの理不尽さに耐えかねて精神科を受診。

その後はストラテラという薬を飲みながらなんとか後始末をつけていきました。

「淵を覗いた」1社目の就職

1社目は東証一部上場企業で経理の仕事をしていました。

先述したように簿記会計を勉強していましたし、勉強に近い分野だと思って油断してました。

そこは恐ろしいほど合わなかったです。 自身のスキルの無さ、昭和な社風、職務の内容。

全てが負のスパイラルを生んでいるような状態でしたから。

致命傷なのは「タッチタイピングが全くできなかった」こと。

パソコンを使わないオフィスワークは無いので、スキルが全く伸びませんでした。

結果として2年持たずに体を壊すことに。

「適応障害」という、うつの一歩手前の状態でした。

一番ひどいときには「なぜかわからないけど、電車が来ている踏切に向かって歩き出した」くらい。

初めて「淵を覗いた」気持ちがわかりましたね。

自分にも非があったとはいえ、合わない環境は相当きついですから。

現在と将来のこと。
「月曜朝の憂鬱さ」を少しでも無くしていきたい

月曜日の朝に「やってやる!!」と思えるかどうか。

どこかの自己啓発書みたいですが、これは本当に大切なことだと思っています。

「ここで会社に行って仕事をすることで大きなリターンが得られる」と思えると、

生産性は全く違いますから。

経験上「こんな会社潰れちまえ!!」と思いながら仕事すると、夜まで仕事が間延びしますね。

今は金融機関のバックオフィスで契約社員としてExcelVBAを使いながら資料を作ったり、

マニュアルを作ったりといった仕事をしています。

毎週月曜日はそりゃ憂鬱です。

「仕事か……めんどくせえ」 しょっちゅう思います。

ただ「まあやってやるか」とも思える。

そう思えるのは職務内容も組織の社風もあっているからでしょう。

人には得手不得手がある。

障害の有無にかかわらず。

万人が自分の適性を考えて職に就き、充実した生活をする。

私は転職してだいぶ生活が好転したので、本当にそう思います。

「仕事が辛すぎて、日曜夕方5時のチャイムで泣く。加えて夜に寝付けなくて安酒を大量にあおってようやく寝る」

こんな人が少しでも減れば良い。

皆がより良い職に就き、または自分で作り、満足できる。

そうすればもうちょっと社会はよくなる。

そんなことを考えながらブログを書いています。

このブログを読むメリット

このブログを読むメリットは以下の2点。

1 発達障害当事者が工夫する仕事の方法論を見ることが出来る。

「仕事に掛かる時間を3割減らす」

仕事でのコミュニケーション、予定の管理方法、何よりExcelを勉強することで仕事にかかる時間は短縮できます。

資料を作ったら上司から「欲しいのこれじゃない」とか言われることが無くなる。

あれ悲しいですよね。

私もやりました。

発達障害のある人間でも直ぐに試すことが出来る。

ハードルの低くて、仕事を楽にする。

そんなノウハウを書いていきます。

2 経済学部出身のバックグラウンドを生かしての経済の知見。

「経済のしくみ」を知ることは「ゲームのルールを知ること」

個人的にそう思っています。

結構趣味が入りますが、私も一応経済学部出身。

しかも経理として財務諸表を作る側にいました。

現在も金融機関勤務ということで「経済」の話題は身近です。

発達障害でも資本主義の論理はパワフルに身を助けてくれるので、非常にありがたい。

特に「需要と供給」の考え方は便利ですね。

相手の欲しがっているものについて考えるようになるので、転職面接の時には特に威力を発揮します。

私の場合は「Excelの知見がある発達障害の方」という募集要項に合致したわけですね。

ポンポンやり取りが進んだことを覚えています。

そんな「仕事に生かせる」経済の話題を提供していきます。

「仕事ができない」というのはこの世の地獄。

そんな地獄から抜け出す蜘蛛の糸になれたら、このブログが少しでも仕事の改善に役立ってくれたらと思います。

継続して読んでいただければとても嬉しいです。 よろしくお願いします。

一緒に変化していきましょう。