ストレングスファインダー
戦略的思考力の資質を活かす方法とは?

みなさんこんにちは。
kyouです。

ストレングスファインダーでは
5つ中4つが戦略的思考力の資質です

結果は1 内省 2分析思考 3 収集性 4学習欲 5慎重さでした。
詳しいプロフィールはこちらです。

今日はストレングスファインダーというテストで診断される資質の中でも
特に「戦略的思考力の資質」と呼ばれるものについてのお話。

皆さんは「ストレングスファインダー」をご存知でしょうか?

自分の強みを診断する有名なテストで、
「さあ才能に目覚めよう!!」という本を買うと受検できます。
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全部で8種類あり、詳しい内容は本書に譲りますが、
「行動するよりも思考すること」に価値を置く資質です。

私は今まで自分の強みの活かし方を上手く言葉にできていませんでした。

「思考力」といわれても中々ピンとこず、
具体的にどう使うかが見えてこなかったわけですね。

理由は2つで、「頭の使い方の得手不得手が分かりにくい」ことと
「活かしている場面を想像しにくい」から。

しかし、同じ「戦略的思考力の資質」を多く持つ友人と話すことで、
自分の才能の使い方をより明確にすることが出来ます。

きっかけは友人であるTさん(男性)と食事に行ったときのこと。
その時の中心的な話題が件の「ストレングスファインダー」の活かし方でした。
Tさんは1 着想 2分析思考 3慎重さ 4戦略性 5親密性の資質です。

こうしてみると、
私も彼も「戦略的思考力の資質」と呼ばれる分野での資質を多く持っています。

まさにお互いを「壁打ちの相手」として、
自分の考えをぶつけていく。

そうすることで、
より自分の得手不得手や具体的な才能の活かし方が
ハッキリわかってきました。

思考力は「自分一人」で完成するわけではありません。
人と考えをぶつけあいましょう。

こうすることでより自分の才能を活かしやすくなります。

資質の使い方が分からない

「思考力に強いって……どういうことだよ。 
それだったらもっとテストの点良かったろ……」

頭脳活動は本当に得手不得手が見えづらいですね。
これが根本原因です。

ストレングスファインダーを作った
ギャラップコンサルティングには申し訳ないですが、
思考系の資質を見たときに大体の人がこう思うのではないでしょうか。

「そんなに才能があるならもっと入試はラクだったはずだ」と。

何故ならそもそも「思考力」という言葉が随分ふわっとしています。
「頭脳活動のどこがどう得意なのか」が分かりづらいわけですね。

そのために3つの視点で考えてみましょう。

「情報の入力と出力」、「時間への関わり方」、「扱う情報の細かさ」です。

この3つを念頭に置いたうえで人と話をすると、
自分の才能の活かし方が見えやすくなります。

情報の入力と出力

まずは「自分は知識を集めている時と、
考えたことを相手に伝える時。
どちらが生き生きしているか?」を 考えてみましょう。

これで大まかな使い道が見えてきます。

例えば入力に秀でた資質は、
「収集心」「学習欲」が典型ですね。

頭が常に働いているという意味では、
「内省」も当てはまるでしょう。

情報を集めることそのものや、
知識を増やすプロセス自体が楽しいと感じる。

これらの資質を上位に持つ人は、
四六時中何かの情報を集めていますし、
他人の嫌がる調査や情報収集のプロセスが多い仕事が向いています。

Tさんと仕事をした時も、
私がもっぱら調べものを担当していましたし、
彼が調べるよりも多くの視点や経路で情報が集まります。

書籍、雑誌などの紙媒体。
ホームページも論文からブログ記事など幅広く。
その他にも協力してくれる方へのインタビューなど。

「多様な情報を集めてこれる」というのはまさに才能です。
その分チームとしての意見の説得力は増す確率が上がるわけですから。

逆に「出力」に秀でているのは、
「戦略性」や「着想」の資質です。

目的に対しての最善手や物事のつながりを見抜くことに適性があるため、
チームの行動内容や期限を決めるのはTさんの方が圧倒的に上手かったです。

情報をチームメンバーが行動できる粒度まで、
落とし込む速度は雲泥の差でしたね。

私がやると細かい情報に振り回されて、
中々全体像を伝えるのに苦労しました。

まずは自分の資質がインプットとアウトプット、
どちらが得意かを考えるとわかりやすいです。

時間軸は過去か未来か?

「扱う情報の時間軸」にも注目してみましょう。

「未来を思い描くこと」なのか
「過去の情報を扱うこと」なのかどちらが得意でしょうか?

「未来志向」「戦略性」はこの先どうするかという方向で
ものを考えるのが得意なようです。

アイデアを生みだすという意味では「着想」
この方向が強いでしょう。

Tさんはチームとしても個人としても、
「より良くなるのはどの行動か?」と常に自然に問いと答えが浮かんでくるそうです。

ただ「未来思考ほど時間軸が長くはないので、
チームのビジョンを作るのは苦手」と言っていました。

これらの資質に対して「分析思考」「原点思考」
過去に何がどうして行われたのかという方面の情報を扱うことに適性があります。

「ただの分析屋じゃないか……」という意識は置いときましょう。

ある出来事が起こった理由を分析し、
何が再現性があるのかを峻別する能力はとても役に立ちます。

特にチームで仕事をする時に、
メンバーの一人一人と話をする。

そうすることで、
メンバーの性格や価値観を考えられるようになることが
仕事の成功確率を大きく上げることは想像しやすいと思います。

批評して他人を傷つけることと、
自分の思考適性は別物です。

これを間違えないことが大切です。

扱う情報はどれくらい具体的か?

最後に考える視点は「扱う情報の細かさ」です。
言い換えるとどれくらい具体的に考えられるかですね。

「それってどうゆうこと?」
「どうゆうことって何が聞きたいの?」

この会話に聞き覚えのある方は多いのではないでしょうか?

お互いの「情報の細かさ」がそろっていないときに起きますよね。

「未来思考」や「原点思考」「着想」などは扱う
情報が大雑把なアイデアになりがちです。

ひらめきやビジョンを扱うことに長けているわけですからね。
考えの切り口は斬新なものが多い。

そう言った考えが尊重されるのは新しく物事を始める時が
多いかと思います。

別段仕事でなくとも自分から進んでアイデアを出す機会を
持つ場面を多くすると資質が活かされやすいでしょう。

Tさんは仕事の序盤に入れないとフラストレーションが溜まるそうです。
自分の浮かんだアイデアが尊重されないのが辛いとのことでした。

逆に細かい情報を扱うのが得意なのは「分析思考」と「収集心」
分析思考はわかりやすいですね。

パターンを見つけ出して、
「なぜ?」と3回も問えば情報は相当細かくなるでしょう。

「収集心」は細かい知識の違いまで関心を向けられる資質です。

例えば「赤」と「紅」ではニュアンスが違いますよね。

「いやどっちも赤いやろ……」とならずに、
「紅」は宝石とか高貴な物を表現するときに使うなと気づくことの出来る能力です。

少し一般化すると人の強みにも気づきやすいでしょうね。

同じ「コミュニケーション能力がある」でも、
「お客さんとタフな交渉が出来る」と「チームメンバーを鼓舞して高い成果を出す」では
全く能力が違います。

その人の細かい強みを見つけるという視点にフォーカスすると、
これらの資質は特に力を発揮するように思います。

人と話すことが最高の試金石

ストレングスファインダーの戦略的思考力の資質を持つ人にとって、
自分の資質の使い方を知る最良の方法は、
「戦略的思考力の資質を持つ人同士で話すこと」です。

私は最近「自分のアタマは自分一人では作れない」と
感じています。

知識があると人は傲慢になります。
上記の資質を持つ人はなおさら陥りやすい罠と言えるでしょう。

しかし、傲慢を抱きやすい分と同じくらい
「他人の知性や考えを尊重出来る」と思っています。

相手の知性を尊重しないことは、
自分の価値の源泉を否定することになるからです。

自分は「引っ込み思案だから……」という言葉は一旦脇に置いて、
是非自分の考えを出してみてください。

私はTさんと3時間以上サイゼリヤで、
自分の「頭の使い方」について喋っていました。

それは自分の得手不得手をより明確にする、
大変有意義な時間です。

何より、こういう会話は楽しい。

本日のまとめ

ストレングスファインダーでの「戦略的思考の資質」は 活かし方が分かりづらい。

なぜなら「思考力」と言われてもピンとこないため。

より資質を活かすために次の3つの視点を持つと良い。

それは「情報の入力と出力どちらが得意か」

「時間軸は過去か未来かどちらを向いているか」

「扱う情報はどれくらい細かいか」の3つ。

それらを知るためには「戦略的思考の資質」を持つ人同士で
話してみると良い。

もし身の回りにこれらの性質を持っている人が見当たらなければ、
私が「壁打ち相手」になりますので、
是非絡みに来てください。

Twitterはコチラです。

皆さんの頭脳に磨きをかけるきっかけとなれれば嬉しいです。

そしてこの記事を書くきっかけをくれたTさん。
ありがとうございました!!

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ABOUTこの記事をかいた人

活字中毒歴16年目、年間100冊の読書と週3回の本屋通いが趣味 「行動するための読書」を テーマに書評を書いていきたいと思います。 メーカーの財務部を退職後 ADHD向けの就労支援施設にて訓練中