不器用な人でも大丈夫!!
タッチタイピング上達マニュアル
ADHDでも出来ました。

「指が…… 薬指と小指がつったああああああ」
タッチタイピングって難しいですよね。
こんにちはkyouです。

今回は不器用な人に向けて、
タッチタイピングのお話です。

私は当初e-typingの腕試しレべルチェックに挑戦したら、
下から10人目のランクという驚愕の順位を出しました。

タッチタイピングって大抵の人が「慣れ」で出来ちゃうんですね。
だからこそ、出来ないと自信失いやすい。
「普通の人ができるのに……」ってなってしまう。

そうならないようにタッチタイピングをやる前に、
「認知特性」について考えてみましょう。

そうすればe-typingの腕試しレベルチェックでA-のランクまで行けます。
ここまで行けば仕事でタッチタイピングが足を引っ張ることもなくなると思います。
「認知特性」を使って、きっちりものにしましょう。

さらにお助けグッズまで見つけてきました。
※なお、この記事の内容は医学的な効果を保証するものではありません。

今回紹介する参考文献は「医師の作った頭の良さテスト」という本です。
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「認知特性」って何?

「お前、フォーム全然なってないな。他の人のフォームみりゃ分かるだろ」
高校時代、卓球部に入っていた時に先輩から言われた言葉です。

しかし私の感想は「さっぱりわからん」でした。
どうしてこうなるかと言いますと認知特性の違いです。

認知特性というのは平たく言うと、「モノの考え方のくせ」のこと。
大まかに言語、映像、音のどれを処理しやすいかの3つです。

私は言語で処理することは得意ですが、「映像」で処理することがほとんど出来ません。
そのため「真似」が非常に不得手です。

卓球の上手い先輩のフットワークを盗もうと、
じーっと見ます。

結果として、先輩の動きを見ても、
何一つ理解できませんでした。

しかし、私は文字に落とすと一気に理解が進みます。
「卓球」という言葉を聞いたときに、
あなたは何を思い浮かべるでしょうか?

私は「卓球」という漢字2文字が浮かびました。

もし、今まで見たことのある卓球の試合が浮かんで来たら、
物事を映像や写真などの視覚的な情報で物を考える「視覚優位」かもしれません。

卓球のピンポンというボールの音が聞こえてきたという人は、
音という情報を処理することに長けた「聴覚優位」かもしれません。

それぞれの人が自分の得意な処理方法を考えることが重要です。

 

どうやって認知特性を生かして、タイピングをマスターするのか

「さっぱり分からないから文字に落としてみよう」
タッチタイピングを覚えるにあたり、
私が取った方法は「指の動かし方をすべてメモに落とし込む」ことでした。

まずはキーボードのどのボタンを、
どの指で押すのかを一つ一つ書き出します。

例えばTでしたら、
「左人差し指を斜め45度右に動かす」と言った具合です。

これをすべての指とキーボードに対応するように書き出します。
そのメモをパソコンの画面の横に張り付けます。

それを見ながら、MIKAタイプという初心者向けの、
タイピング練習ソフトで練習していきます。

まだe-typingすら使う段階ではありません。
なにせ、指の動かし方が全く分かっていないのですから。

まずは1秒で1文字を正確に打つ事と、
キーボードを見ないことを心がけました。

正確さをここで身に付けなければ、
伸びしろが無くなると考えたからです。

この段階では30,000字ほど頑張りました。
まずは正確に文字を打つ習慣をつけることが第一です。

伸び悩む段階でも「認知特性」を生かそう

大抵の物事には共通すると思いますが、
タイピングにも伸び悩む時期があるかと思います。

その時にも一番力になってくれるのは自分の認知特性です。
「何で伸びなくなったんだろう? 少しノートに書いてみよう」
書くことで私はスランプを乗り越えました。

遅くなりそうな原因をノートに、
書き落とすことで分析して具体的に対策を打っていきます。

今度は長い文章を打っている時のミスが多くなっていることに気づき、
ここでe-typingに挑戦しました。

この時点でe-typingの腕試しレベルチェックでは、
大体Cランクを行ったり来たりするくらいに上達です。

他の「認知特性」にも協力してもらう。

「なあ、弟、ちょっとタイピング見てくれん?」
自分の得意な認知特性に頼るにしても、
残念ながら万能ではありません。

そこでさらなるひと押しとして、
他の認知特性を持つ人に手伝ってもらいましょう。

私の家では弟が視覚優位なので、
まずはタッチタイピングを「見て」もらいました。

すると開口一番
「兄ちゃん、キーボード叩きすぎやろ。なんで普通に入力できんの」

どういうことかと言いますと、
無駄に手の上下動が多かったわけですね。

傍から見るとキーボードをぶっ叩いているように見えるほど、
やかましくタイピングしていたようです。

左右に動かなければいけないはずが、
随分無駄な動きをしていました。
ちなみに自覚はゼロです。

やはり認知特性が違う人の意見は非常に参考になります。
別の原因を無事見つけることが出来ました。

上下動を制限して、
きちんと手が左右に動けばよいわけです。

具体的な方法をネットで調べるうちに面白いものを見つけました。
「矯正ギプス」です。

 

タッチタイピング用矯正ギプス作成

「いや、タッチタイピングにそこまでする必要あるんかい……」
作った矯正ギプスを見て、弟は引いておりました。
しかし、いかんせん私はe-typingの最後尾10番目を出した人間です。

「何か良い考えがあるのかい?」と優しく問うと、
半笑いで誤魔化されました。
見本はこんな感じです。
タッチタイピング用矯正ギプスを横から見た図です。 タッチタイピング用矯正ギプスを斜めから見た図です。

本来は高校でITを勉強する高校生のために、
考案されたもののようです。

以下参考URLです。
https://blog.goo.ne.jp/yoshi-sato_2004/e/53b01d763325bd53c87cbed878fc5da4

さっそく作ってパソコンにはめるとばっちりです。
「おお、これならタイピングの練習にピッタリそうじゃん!!」

トライしてみて、わかりました。
「すんごい上にぶつかる!!! ガンガン言ってるやん!!」

予想通り上下動が激しく、 上にガンガンぶつかります。
なんでこんなに全力で手を上げてたんでしょうか。

特にe-typing腕試しで、
1分間当たりの文字数を上げようとして早く打った時は、
てきめんでしたね。

もうギプスに衝突→ミスを延々と繰り返してます。
「あああああああ!!!! うぜええええええええ!!!」
ぜえぜえ言いながら練習してます。

しばらくすると疲れて、
もう手が余計な動きをしなくってきました。

「おお!!スムーズに横移動が出来る!!」
ちなみにこの間10回以上e-typingにチャレンジ。

「こんな短い間に効果が!!」
何とか練習して、良いフォームが身に付いたのか、
なんと1分当たりの文字数は20字以上アップしておりました。

一連の取り組みの結果。
e-typing腕試しのランクは平均してBランクを取れるようになりました。
最高はA-です。

e-typingのスコア表見て、ニヤニヤしてます。
今まで苦手だった分、喜びも大きいですね。
至福の時。

ようやく仕事で不自由しないと言われている状態が見えてきました。
今度は「早口言葉」ならぬ「早打ち言葉」という
ミスしやすい指の動かし方をさせる、

言葉を重点的に練習しようと思っています。
現在もさらなる上達を目指しつつ、
矯正ギプスの世話になっています。

不器用でタッチタイピングに悩んでいる方も、
自分の認知特性を考えながらやってみると、
意外に早くものにできるかもしれません。

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ABOUTこの記事をかいた人

活字中毒歴16年目、年間100冊の読書と週3回の本屋通いが趣味 「行動するための読書」を テーマに書評を書いていきたいと思います。 メーカーの財務部を退職後 ADHD向けの就労支援施設にて訓練中