自分のアタマで考えよう
思考力を上げる
自分の意見の作り方

こんにちは。

最近「何故これが好きか?」と問われて、
固まることが多いです。

kyouです。
詳しいプロフィールはこちらです。

今回は「考える」ことについての入門書の紹介。

「自分のアタマで考えよう ちきりん 著」
「超入門論理トレーニング横山雅彦 著」
この2冊になります。

Amazonのページはこちら。

「暗記はもう恐くない!!
偏差値を20上げた記憶術」

暗記を持ち上げた次は、
思考力を持ち上げます。

「ちゃんと考えろよ!!」と
仕事で怒られた方も多いでしょう。

ただその度に思いますよね。
「どうすりゃいいんだよ」と。

そもそも「考える」って
なんでしょうか。

これをまず知る必要がありそうです。

それなりに理屈っぽいと言われる私でも、
自分の意見を構築することは、
いまだに手探り。

「思考」を始めたのは、
そんなに昔のことではありません。

ブログも下書きからゴリゴリ考えなければ、
文章になりません。

根本原因は自分の頭の使い方が、
ごちゃ混ぜになっていることです。

「作業」「分析」「思考」が
全て混在しています。

これらを参考図書を使って、
まずは区別しましょう。

自分の意見を作る機会を
増やしましょう。

そうすることで
思考力は鍛えることが出来ます。

そもそも「考える」とは

結論から言うと

「思考とは未来に通用する
論理の到達点」であり、

「インプットである情報を
アウトプットである結論に変換するプロセス」です。

自分のアタマで考えよう 
ちきりん 著 p24,30より抜粋

簡単に言い換えれば、
自分の意見を作るプロセスが「思考」です。

ただ資料を集めたり数字を分析することが
「思考」になるわけではないんですね。

このブログの執筆で言うと、
「私はこれを伝えたい!!」とメインメッセージを作ることや、
そのメッセージを支える論理の組み合わせや順序を決める作業は
「思考」に当たります。

作業と思考の同時並行は「書く」という段階ですね。

参考図書を読んだり探したり、
引用を引く段階は「思考」ではありませんね。

こう言った区分になっています。

ですが、普段の仕事を見てみるとどうでしょうか。
エクセルの分析や、
googleで調べている時間は思考には含まれません。

「作業」は時に大きな満足感を得られるため、
「思考」と混同されやすいです。

この考え方が影響して「暗記」や「分析」を含めた、
デスクワークの全てが、
「思考」に分類されることさえあるのではないのでしょうか。

まずは机に座っている時間で何をしているのか
分類することが重要です。

分析と思考の違い

特に混同されやすい「思考」と「分析」の違いは、
「誰がやっても同じ結果になるかどうか」です。

分析というのは誰がやっても同じになることです。
例えば「中日ドラゴンズの10年間の勝率変動とその要因」を分析するとしましょう。
(私は中日ファンなので悪意はないです。)

手元にデータさえあれば、
全員が同じ結論を出すはずですね。

しかし「中日ドラゴンズの勝率は過去10年間で
ありえないほど下がった」はどうでしょうか。

中日ファンであれば、
「確かにあの下がり方はありえない」となるでしょう。

しかし、野球について詳しい知識を持つ人であれば、
「まあ妥当な下がり方だな」と思うかもしれません。

このように見る視点から大きく結論が変わるのが、「思考」です。
勿論その自分の意見には「論証する責任」が付随します。

こうした「思考」と「分析」は特に仕事において、
混在しやすいので注意が必要です。

自分の意見を持つ実感を

自分の意見を持つためには「三角ロジック」を意識しましょう。
「主張」「事実」「根拠」の3つですね。

「私はこう思う!! 
何故ならこういう理屈があって、
こんな事実があるから!!」

この3点をきちんと揃えることを意識すれば、
それなりに説得力がある意見を作ることが出来ます。

注意点として事実に、
「私が思った」を入れるのは止めましょう。

それは検証できませんので、
意見になりません。

問題はこれら3つを意識する機会を
生かしたかどうかですね。

先日このような記事を読みました。
奨学金を借りてまで大学に行く必要があるのか?

良くある話ですが、この記事の作者はFPの方。
実際に得られる金額(年収)と学費の比較考量の大切さを書かれています。

私も大企業への就職実績を考えて大学に進学しましたが、
三角ロジックに基づいて考えられたかと言うとかなり怪しい。

そもそも「自分の意見を持つ」ということに、
論証責任があることを分かっていなかったと思います。

子供の駄々と同じレベルですね。

私にとって「自分の意見を持つ」ということを
実感できたのは大学に進学して、大分後になってからです。

他人と関わって「自分の意見を言う機会」が増えたからこそ、
「思考」の重要性が分かりました。

意識的に他人と関わり、
自分から「意見を持つ」必要に駆られなければ、
思考は上達しません。

そのベースとなるのは、
自分の意見を三角ロジックに基づいて作ったという経験です。

本日のまとめ

思考力を身に付けるためには、
まず「思考」の定義を知ることが重要です。

その定義を知ったうえで、「分析」など他の頭脳活動との
区別を付けましょう。

自分の意見を作る経験は最も重要です。
三角ロジックを意識して、
人生に重要な決断を下していきましょう。

 

 

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

活字中毒歴16年目、年間100冊の読書と週3回の本屋通いが趣味 「行動するための読書」を テーマに書評を書いていきたいと思います。 メーカーの財務部を退職後 ADHD向けの就労支援施設にて訓練中