ExcelVBAスタンダード
基礎を固めるための
VBAエキスパート公式テキストの使い方

こんにちは。

ExcelVBAスタンダードの試験で死にそうになってました。

kyouです。
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今回はExcelVBAエキスパート試験のための参考書のご紹介。

ExcelVBAベーシック、スタンダードの公式テキスト。

Amazonのページはこちらです。

仕事にも役に立ち、試験対策にも使える。

そんな勉強法の紹介です。

Excelに限りませんが、パソコンの試験って勉強しても中々手ごたえが無いんですよね。

正直なところ、暗記できているのか、仕事で使えるようになるのか。

漠然とした不安を持ちながら試験に向かうことになる。

そんな人が多いのではないでしょうか。

上達の実感が湧きにくいです。

なぜならパソコンスキルは「勉強」という側面と、「技術」という側面の両方が強く問われる分野だから。

まさに「車の両輪」という状態です。

両方ないと面白いほど身に付かない。

なので、勉強は「サンプルコードの写経」と「パソコン上での動作確認」を中心にしましょう。

こうすることで、仕事に活かす技術の向上と試験対策を両立できます。

私はこの方法で、ExcelVBAスタンダード試験に合格出来ました。

効果は実証済みです。

何故パソコンの資格は対策しにくいのか?

Excelの習得には、体で覚えることの素養が強く求められる。

これが対策しにくい原因です。

発達障害を持つ周囲の人のエクセルスキルを見ていると、なおのこと思います。

ここに「パソコンスキル」という分野の特殊な性質があります。

「Excelはハマる人は本当にハマるよ」

発達障害の当事者会で、偶然Excelの話題になりました。

面白いことにExcelに「ハマっている」人とそうでない人がくっきり分かれます。

分岐点は「体で覚える」ことが出来るかどうか。

正確に言えば「タッチタイピング」を習得していたかどうかです。

タッチタイピングは農業で言うと土づくりの段階に当たる。

これが無ければ、どれだけ種をまいたところで芽は出ません。

私はタッチタイピングが出来ないまま、エクセルのMOSという試験用のスクールに行ったことがあります。

ExcelVBAほどは難しくない試験ですが、講座の間に合格点に達することはありませんでした。

Excelをやる以前に「キーワードで入力する」ことが苦痛で、全く頭に入りません。

習得のための素養すらない状態だったからです。

赤ん坊もつかまり立ちから始めて、走るという能力を得ます。

その機序が働くとこうなる。

暗黙知の割合がデスクに座って行う物の中でダントツに高いのがExcelです。

ExcelVBAエキスパート公式テキストの使い方


以上の点を踏まえて、勉強しなければスキルが付かず試験にも合格しません。

そのために「2つの写経」を取り入れましょう。

1つは文字通り紙に書き写していく「写経」

もう1つはテキストのコードをそのままパソコンに打ち込む「写経」

1つずつ解説していきます。

サンプルコードを紙に3回書き写す

紙に書くと単純にコードを暗記できます。

体感では3回以上書くと身に付きました。

ITは体で覚えるという言説がある。

これは上記の通り、ある一面から見れば正しい。

ですが、仕事で使う知識としては「ぼんやり使える知識」というのは危険です。

「生兵法は大怪我の基」とも言いますね。

正確に覚えて復元できる知識でないと、どこかで事故を起こします。

特にExcelVBA以降は「プログラミング言語」という側面が強く出てくる。

1文字でも違ったらエラーになります。

自分一人で作業する分には良いですが、他人の役に立つとなるとそんなプログラムは使えません。

仕事に使えないと本末転倒。

ExcelVBAのプロフェッショナルになるつもりでベタに暗記していくことが重要なんです。

もし自分が初心者で、意味を理解出来ていなくても、手を動かすことは有用です。

なぜなら意味を理解することは頭だけで考えていても、無意識的に穴が出来るから。

読むだけでは必ず理解にムラがあり、理解の浅い箇所は試験でも仕事でも致命傷になります。

これを防ぐためにまずは、サンプルコードを書いてみることが重要。

プログラミングならではの考え方が体に馴染んでいく。

「読む」ことよりも「書く」ことの方が能動的なので、頭に残りやすいです。

私は2018年の5月に一度ExcelVBAスタンダードの試験に落ちています。

理由は「読むこと」しかやらなかったから。

理解度は雲泥の差になります。

何はともあれ「書く」というアウトプットを通じてでしか、能力は向上しません。

積み上げたチラシの高さが実力です。

実際にコードを打ち込んでみる

紙に書くだけでは「実際の動き」は理解できません。

紙への写経だけでなく「実際にコードを打ち込む」という作業が必要になります。

先ほど取り上げた、前回のExcelVBAスタンダードの試験失敗。

実は「イベント」という分野の得点が特に悪かったです。

見事にゼロ点出しました。

イベントというのは「ブックを開く」などの操作をトリガーにマクロを起動する仕組みのこと。

読むだけではこう言った分野は理解できません。

実際に動かさなければ、力が付かないわけです。

紙の写経だけではカバー出来ない、動きにかかわる分野の理解をしましょう。

動かす対象物(オブジェクトと言います)はどう設定するのか?

どんな分野が実際の仕事で使われ、試験に出題されるのか?

現役のエンジニアはどんな機能を使うのか?

これらは実際に動かしつつ、試していかなければ理解できません。

このフェーズを踏まなければ、写経で得た知識も宝の持ち腐れです。

知識を使うことで知恵に変えましょう。

実際の仕事で身を救うのは、知恵ですから。

本日のまとめ


今回はExcelVBAエキスパートの勉強法の紹介。

2つの写経が重要です。

なぜならエクセルの習得には「暗記」という側面と「体で覚える」という2つのアプローチが必要だから。

「暗記」のためには紙に3回写経しましょう。

見ながらでも、意味を完全に理解していなくても手を動かしてみましょう。

理解度のムラを知ることで、より頭に知識が残ります。

「体で覚える」ためにも「実際にサンプルコードを打ち込む」写経をしましょう。

動きの伴う分野は本だけでは理解できません。

実際に動かしてこそ、仕事でも生きる知恵が身に付きます。

ExcelVBAは個人の生産性を大きく上げる。

ブラックな仕事量の前職でも、ExcelVBAを活かして生産性を上げた人が居ました。

アルバイトのおばちゃんでも仕事が出来るようにマクロを組んで、1週間休みを取ったそう。

別の部署で面識はありませんでしたが、私にとってはヒーローです。

残業に潰されたので、今度こそはと思いながらコードを書いています。

ExcelVBAはマスターすると、別世界が開けてくる。

Hallo World

マジで実感できますよ。

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ABOUTこの記事をかいた人

活字中毒歴16年目、年間100冊の読書と週3回の本屋通いが趣味 「行動するための読書」を テーマに書評を書いていきたいと思います。 メーカーの財務部を退職後 ADHD向けの就労支援施設にて訓練中