「僕らが毎日やっている最強の読み方」で
読書の習慣を作る

読書

こんにちは
相も変わらず、
読書に精を出しています。
kyouです。

今回は「読書の方法論」に関する本の紹介。
「僕らが毎日やっている最強の読み方 池上彰 佐藤優 共著 東洋経済」になります。
Amazonのページはこちらです。

本を読む必要性は分かる。
しかし「何をどのように読めばよいのか」、「どのような習慣を作れば良いのか」がわからない。

そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか。

読書を習慣にするのは、かなり難しい。

娯楽ではない「仕事に活かせる読書」となると、なおさらですね。

根本原因は「読書を仕事に活かす」という状態が漠然としていることです。

この本を読んで「どのような仕組みをムリなく作るか」を考えましょう。

佐藤優さんは元外交官の現役作家。

1週間単位で新書が出ている程の速筆で知られています。

一方の池上彰さんは本を読む人では知らない人はいないでしょう。

経済や社会のニュースを分かりやすい言葉で解説することに定評があります。

2人に共通しているのは、膨大なインプットを仕事につなげる仕組みが確立していること。

それは書籍、新聞、雑誌などのアナログな媒体だけでなくデジタルの媒体についてもです。

この2人の習慣を自分に合わせた形で取り入れることが、読書を仕事につなげる近道になるでしょう。

アウトプットの方法を決めよう

まずは「読書の活かし方」を決めましょう。

読書で得た知識をどう使うのか。

話す、書くのうちどちらに比重を置き、どの程度の頻度で行うのか。

「読書を仕事に活かす」と多くの人が意気込みます。

しかし、「どう活かすか」という出口を決めている人はあまり多くないでしょう。

ラーニングピラミッドという考え方がをご存知でしょうか。

受動的に聞く、読むことよりも、他人に教える、説明することがより深い理解につながることを示した図です。

参考図書を読む前に、自分のアウトプット方法をもう決めてしまいましょう。

Twitterでつぶやくも良し、Facebookに投稿するもよし。

学んだ内容を人に話すことを決めるのも良いですね。

私のようにブログに書くのもおススメです。

如何に優れた読書もアウトプット無しでは意味がないことを改めて考えましょう。

池上彰さんは毎月18、佐藤優さんに至っては毎月90もの原稿執筆の〆切を抱えているそう。

まずはアウトプットありきです。

読書習慣のための環境を整える。

個々人のアウトプットが決まったら、今度は環境を整備しましょう。

なるべく「意思の力」に頼らないことが重要です。

まずはアナログの方法を確定させることが着手しやすいですね。

いつどのような本を読むのか。
そのイメージを作りましょう。

例えば通勤電車の中ではどのような本が読めるでしょうか。

私は文庫本でも相当文体が軟らかくないと寝ます。

雑誌でも内容によってはアウトですね。

または何度も読んでいて、もう一度頭に入れたい内容の本。

文庫サイズでもかなり骨太の本があるので、そう言う本は喫茶店や自分の家の机で読みます。

このように自分の読書の能力と時間や場所をすり合わせていくと挫折しにくいです。

これのプロセスをデジタルとアナログの媒体両方で行いましょう。

そのヒントとしてこの本は有益です。

ここまで多様な媒体のインプット方法を指南している本は見たことが無いので。

インプットの量をどのように増やすか?

二人はまず「読む本を選別する」ことが重要と言っています。

池上(対談形式にて敬称略)。
すべての本を最初から最後まできちんと読む必要はありません。(中略)
基本書となるタネ本はじっくり読みます。
ほとんどがそのジャンルの初期に出版されたものなので読みにくいこともありますが、理解できるまで何でも読みます。
「僕らが毎日やっている最強の読み方 池上彰 佐藤優 共著 東洋経済」p232より抜粋

この指摘はまさにその通り。
まずは読む本を選別しましょう。

インプットというのは、読んだ本の冊数ではなく、自分に何が残ったのかです。

残るものが多い本が、投資対効果の高い本と言えますね。
マンガでの入門は全体像の把握に留めておきましょう。

本書のp236によると、佐藤優さんが月に熟読する本は平均で4~5冊だそうです。

知の巨人と言われるような人であっても、本を精読するのは骨が折れる。

こう考えれば、あまりスピードにはこだわる必要はないでしょう。

「内容の濃さ」という点では書籍は投資対効率は図抜けています。

まずはしっかり内容を吸収して、アウトプットまで持っていきましょう。

急がば回れです。

本日のまとめ

まずは「個々人のアウトプット方法」を決めましょう。

アウトプットのない読書は意味がありません。

次に読書習慣を付けるための環境整備を行いましょう。
アナログな分野から行うと着手が早いですね。

最後に読むスピードよりも、「読む本を選ぶ」ことに主眼を置くこと。
本を精読するのは慣れた人でも大変なこと。

しっかりと内容を吸収して、アウトプットまでの一連の仕組みを確立するのが大切です。

この本からは様々な技法を盗むことが出来ます。

しかもそれは一流の知識人が実践して効果を確認したものばかり。

この本の内容を取り入れれば、数年後には大きな変化になります。

読者の皆さんと一緒に私も変化していきます。

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ABOUTこの記事をかいた人

活字中毒歴16年目、年間100冊の読書と週3回の本屋通いが趣味 「行動するための読書」を テーマに書評を書いていきたいと思います。 メーカーの財務部を退職後 ADHD向けの就労支援施設にて訓練中