「現状維持」を打破する。
勇気とお金の法則とは?

皆さんこんにちは
kyouです。
詳しいプロフィールはこちらです。

今回は「ふがいない僕が年下の億万長者から教わった 「勇気」と「お金」の法則」という本の紹介。
Amazonのページはこちらです。

私はこの本によって行動までのハードルが随分下がりました。

「何かヤバイ気がするけど、どうすれば良いか分からない」

このように感じている方も多いでしょう。

仕事の忙しさに流されていると、ついつい現状維持になってしまいます。

私の前職は社内でも屈指のブラック部署だったためなおさらでした。

そんな状況を解決するのは、「嫌だけど、自分のためになることをする」こと。

今の私がまんまそうですね。
早く寝たいけどブログを書いています。

この本を読むと、自分の「不甲斐なさ」が身に沁みます。

『タタール人の砂漠「惰性」への特効薬はこの本』とはまた違ったモチベーションが湧きます。

結果としてブログの更新頻度が大きく上がりました。

「マズいと思っていても動けない。」

そんな状況を好転させるきっかけになるでしょう。
根本原因は「人は現状維持のために死ぬ気で思い込む」から。


どうして人は現状維持に走るのか?

人は現状維持のためなら全力で無視を決め込みます。

そこには「損失回避の心理」があるわけです。

行動を起こすということは、失敗のリスクを引く受けることと同義。

人間は現状維持に慣れてしまうと、「リスク」の面ばかりに視点が固定されてしまいます。

行動というのは数を一定以上こなして初めて成功の確率が見込める物。

そんな当たり前のことさえ見えなくなってしまいます。

私の知人の例を出します。

彼は家族に対して、「自分は給料を稼いできている。だからエライ。」という態度を取るらしいです。

ですが彼の稼ぐお金は生活を回すギリギリの金額。

家族が彼を信用しなくなるのもうなずけますね。

何度話し合いをしても、彼は「オレは働いている!!」に固執するらしいです。

現状維持に命を懸けている例ですね。

このように変化を「拒む」どころか「したら死ぬ」くらいに思っている人間がいます。

本当に心の奥底では「不甲斐ない」と思っているかもしれませんが、全力でふたをしてしまう。

そうしないと自尊心が壊れてしまうからでしょう。

本書の秀逸な点は「共感できる」ポイントが多く設定されていることです。

父、母、子供、祖父、収入の多寡、発達障害の有無。

多様な箇所にそれぞれの悩みが散りばめられ、行動しようというモチベーションが湧くように設計されています。

こうならないためにも「嫌なことだけれど、自分のためになること」をしましょう。

少しの変化から「嫌なことだけど、自分のためになること」へ

いつもと違う景色を見るということ。
自分の目に映っているのが灰色一色の世界ではないと気付くことが大切です。
「勇気とお金の法則」p33より抜粋

いきなり大きな変化をするのは、大多数の人にとっては大きな苦痛です。

なのでまずは小さな変化を経験していきましょう。

いつもと違う通勤ルートを通る。

気になっていたお店に行く。

別段自己投資でなくても構いません。

まずは違う景色を認識することが重要です。

私にとってはこの役割は書店が担っています。

前職時代に何よりも辛かったのは、嫌いな会社と家の往復だけになることでした。

無理にでも書店に行くようにしたところ、大分気分が軽くなったことを覚えています。

書棚は季節によって変わりますからね。

「現状維持」は精神の病のリスクも含んでいると個人的に感じています。

変化を日常の中に取り入れて、変化することが日常という状態を作ることが理想ですね。

次は「自分のためになるけど、嫌なこと」

変化することに抵抗が少なくなったら、今度は「自分のためになるけど嫌なこと」に取り組んでみましょう。

私にとってはブログを書くことですね。

元々筋金入りのインプット専業ですから。

「読む方が本職なのに……」とずっと思いながら書いています。

ですが続けると不思議なもので、1日2記事(4000字~5000字)とか上げられるようになります。

文章を書き始めた1年前は1週間かけて、2000字書くのが精一杯でした。

今では時折、googleさんが未収収益を通知してくれます。

これは本当に大きい。

「自分の生み出したものに価値が認められる」という経験ほど尊いものはありません。

しかも健康状態が不安定になりがちな人間にとっては冗談ぬきに「救い」です。

一日数円であっても価値を生みだして、存在を肯定してもらえるのですから。

今度は自分のためになることとして、人に会いまくるとかが入ってきそうですね。

私はアウトプットは大嫌いでしたが、この本を読んで少し行動してみようと思えました。

数年後、後悔しないために

上記の行動は数年後という、スパンで変化を生み出すことに向いている。
10年単位と1~2年の間ではモチベーションの出し方に違いがあるわけです。

この本は共感→小さな変化→具体的な行動という流れが短い。

行動へのハードルをかなり低く設定して実際に行動まで持って行ってくれます。

行動し続けると必然的にお金には近づいていきますので、1年ほどこのサイクルを回すだけでも良さそうです。

本日のまとめ

人間は見たくない現実を見ないために命を懸けることがあります。

そうならないためには、小さな変化から取り入れましょう。

通勤ルートをかえるなど、景色を変えることが重要です。

変化に慣れたら「自分のためになるけど、嫌なこと」に取り組んでみましょう。

アウトプットが伴うとより良さそうです。

たまには新しい経験をしに、街に出てみるのも良いかもしれません。

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ABOUTこの記事をかいた人

活字中毒歴16年目、年間100冊の読書と週3回の本屋通いが趣味 「行動するための読書」を テーマに書評を書いていきたいと思います。 メーカーの財務部を退職後 ADHD向けの就労支援施設にて訓練中