ロジックツリーで
分析力を上げるコツ3選

分析

みなさんこんにちは。
kyouです。
詳しいプロフィールはこちらです。

今回は「分析力」を上げるコツについての記事です。
参考図書は「世界一やさしい問題解決の授業 渡辺健介 著」になります。
Amazonのページはこちらです。

分析力を上げるコツは以下の3つです。
1「ロジックツリーを知る」
「ロジックツリーを20個書く」
3「ホワイトボードの前に立つ」

皆さんは「行動しても妙に的を外す」という経験をしたことがあるでしょうか。

「行動は大切」と頭では分かっていても、的を外した時の徒労感はトラウマになりますね。

なにせ行動した結果が「教訓ゼロ」なわけですから。

この状況は「自分の理解できる要素の数」と現実に大きな差があるために発生します。

「抜け漏れなく考える」というのはひとつのスキルなので、習得には時間が掛ります。
しかし、一度習得してしまえばリターンは大きい。

何せ失敗する可能性は大きく減るわけですから。

「教訓ゼロ」という事態を防ぐことが出来ます。

分析力を付けるために必要な事は、参考図書を読んで、実際にロジックツリーを書いてみること。

20個を超えると、自由に使えるようになってきます。

分析できると、現実の情報量に圧倒されなくなります。

「何かしら解決策が出来るはず」
そんな自信が得られるようになるでしょう。

まずは「ロジックツリー」を知ることがスタートです。

どうやって現状を把握すれば良いのか?

「何が問題なのか、分からない」。

得てして、私達はこのような状況に陥りがち。
こうなってしまうのは「抜け漏れなく考えられていないこと」が原因です。

そんな時に威力を発揮するのが、ロジックツリーという手法。

こんな感じの図ですね。

飲食店の売り上げを計算することを想定しました。
本当はもっと細かいでしょうが。

ポイントは左から右に向かってより「具体的」に分けることです。
ロジックツリーを使う時の注意点として、中々細かくならないことがあります。

分け方の切り口を思い付く部分がスキルの根幹部分なので、ここを繰り返し練習しましょう。

コツは数字を入れるか、定義が厳密な言葉を使って具体的にすることなので。

今回の表では「回転率」という言葉が該当しますね。

辞書を引いて言葉の定義を確認することも有効です。

こうすることでその言葉が表す「範囲」が明確になりますから。

この範囲が「もれなく、ダブりなく」考えられているかを考える基準になるわけですね。

ロジックツリーを書く

ロジックツリー習得の目安は20個書くことをまず目標にしましょう。

私の経験上では20個を超えると、ノートに書きこむスピードが大きく上がります。

習得へのハードルが一気に下がる点がこの数だと感じました。

実感としては最初の3カ月くらいがかなり辛いですね。
あくまで「分析」であり「思考」ではありませんが、「切り口」をどう設定するのかは頭を使います。

出来ればノートやワードなど記録として残せるものを使いましょう。
「分析のための切り口」を洗練させる必要があるので。
私はノートに手書きしてます。

またロジックツリーを書くために目的を絞って書くことがおススメ。

本書の構成ではロジックツリーは2種類あります。
1つは「原因を分析する」という目的の物、もう1つは要素分解のためのもの。

目的を絞ることで、よりロジックツリーが使いやすくなります。

20回をこなしたら、今度はミーティングや会議で使ってみましょう。

複数人集まる場でロジックツリーを使うことは緊張感がありますが、大きく成長できます。

ホワイトボードの前に立つ

ロジックツリーに少し慣れたら、ミーティングで是非使いましょう。

中々緊張するとは思いますが、これが出来ると議論が正確かつ早く進みます。

例え失敗してもメンバーが容赦なく指摘してくれます。

このフィードバックは何よりありがたい。
次回のロジックツリーの切り口ははるかに有効なものになります。

他人のアラを探す方が得意なので、それを利用しましょう。

20回分の蓄積があれば、2~3回ミーティングで試してみるだけでかなり定着します。

私は元々議論が好きなタイプではありましたが、それを差し引いてもロジックツリーは強力です。

使いこなせば明確に「自分の強み」として言い切れる。

ミーティングって大体紛糾しますよね。
皆さんにも覚えがあると思います。

あれは「考える範囲」をきちんと決めずに見切り発車すると起こります。

予めロジックツリーを使って考える範囲を確定させると、紛糾がだいぶ減りますね。

起こったとしても前向きな方向ですし。

ロジックツリーを習得することで、現状を正確に把握できるわけですね。

仕事では実際に問題に直面すると、情報が洪水のように流れてくる。

その中から重要なことを見抜くのは並大抵ではありません。

ロジックツリーなしに考えるのは素手で洪水に立ち向かうようなもの。
せめてモーターボートに乗るべきでしょう。
練習すればするほど、モーターボートも上手く乗りこなせる、ロジックツリーも同じです。

本日のまとめ

分析力を上げるためにはロジックツリーを20個書いてみることがおすすめ。

なぜなら抜け漏れなく考えることはスキルなので回数をこなすことが必要になるから。

20個書いたらミーティングで使いましょう。

ホワイトボードの前に立つことで、分析力はさらに磨かれますので。

これが出来ると明確な強みとして生かすことが出来ます。

情報溢れる現状はロジックツリーを使うことで渡っていけます。

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

活字中毒歴16年目、年間100冊の読書と週3回の本屋通いが趣味 「行動するための読書」を テーマに書評を書いていきたいと思います。 メーカーの財務部を退職後 ADHD向けの就労支援施設にて訓練中