ADHD必見
ブログを書く時の注意点3つ

「はい、はい、この度は申し訳ありませんでした」
ふいー。 携帯電話を置いてようやく一息。

お久しぶりですkyouです。
この約2ヶ月間さぼっていたわけではないです。

端的に言うと、人間関係が壊れました。
ADHDの方は覚えがあると思いますが、
私達は無意識に他人の地雷を踏み抜きます。

今回の件で思ったわけです。
「これブログでやらかしたら、本当にまずいことになる」と。
そこでブログを書く際の注意点をまとめました。
特にコンプライアンス面ですね。

参考文献として、
『Editors Handbook 編集者・ライターのための必修基礎知識 
編集の学校/文章の学校 雷鳥社』という本を読みました。
以下アマゾンのリンクです。
http://amzn.asia/3WYgvcv

今回の記事ではADHDと題しましたが、
一般の方も物を書くときは注意しないと、
マズいと思われる点をまとめました。

ブログを書く人の参考になれば幸いです。
特に「引用」「個人情報」「信頼関係」の3点についてまとめました。

この本を知るまで

「これ、どうすりゃいいかな……」

この一件で対処しなければならいリスクがあることは、
何となくわかったものの、
どんな観点でリスクを洗い出せばよいのか。
イマイチ見当が付きませんでした。

如何せん自分は大丈夫だと思っても、
読んでいる人間が不快に思ったら、即アウトです。

そしてそれに無神経でいると、
どうなるかは日々ネット上にあふれています。
下手に暴言を吐いたら、多額の賠償請求が発生しかねません。

気を付けなければならないが、妙につかみどころがない。
そんなリスクをどう明らかにすれば良いのでしょう。

ロジックツリーで分類しようにも、抜け漏れが出そうで怖い。
知識の有無というよりも発想の問題のような気がします。

しばらくネットサーフィンで情報を集めると、
上記の本を見つけました。
「いつも書籍を作っている人たちの基準を拝借しよう」
そう私は考えました。

まずは1つ目のポイントから解説します。

ポイント1 引用は適切か?

「よし、これで記事は書けた。さて後は画像を付けて更新と。
ってこの画像フリーじゃないじゃああん。やり直すか……」

ブログ初心者あるあるですね。
アイキャッチの画像が分かりやすいですが、文章や画像の引用は適切でしょうか?

このブログでは特に書籍からの引用には気を付けています。
読書ブログを謡っていて、正確に引用されてないんじゃ目も当てられません。

一応大学時代はきちんと卒業論文を書いて鍛えられたので、
ここは大丈夫と信じたい。

出典の明記、リンク先の明示。
あとはリンク先の内容が著作権法を守っているか、などなどを気を付けています。
リンク先の内容は特にアニメや映画で問題になりそうなので、今回挙げました。

記事が溜まったらAmazonアソシエイトにも登録するつもりなので、
今のうちから気を付けます。
上記の本でも丸々1章分ページを割かれて解説されています。

ポイント2 秘密は守っているか?(個人情報、企業秘密)

「この話題について書こうかな。
あれ、この内容って就労支援施設での出来事だったよな?
いかんいかん。止めよう」

ある意味で私が最も地雷を踏みそうなのがこの分野です。
私は良くビジネス書を読みます。

就労支援施設を生活の拠点にしており、
ビジネス書のノウハウを訓練で試すことも多々あります。

しかし、就労支援施設での訓練内容を書くのはご法度。
なにせこの施設、分類上は「福祉施設」となっております。

医療や福祉に携わる人は分かると思いますが、
「個人情報」の扱いはべらぼうに厳しいです。

人様の一生を左右するので、当たり前と言えばそうなのですが。
「たとえフィクションという形式にしても、
ブログでは取り上げたくない」

そう思うほど厳しいです。
習慣付けが難しい私達だからこそ、

一般の方よりも注意を払うべき分野だと言えるでしょう。
この分野に関わる項目は私が作ったチェックシートの最上位に来ています。

問題が起こった時に被害を受けるのは、
自分だけでは済まないことが目に見えてもいるので。

ポイントその3 「信頼関係を損ねないもの」か?

「いやいやいやいや、それはまずいやろ!!」
私は弟に全力で怒られていました。

夕食時にひょんなことから私のブログの話題になり、
どんな内容を書いているかを聞かれました。

私は丁度、友人との会話の中で出て来たアイデアについて記事を書いていました。
その時は、まだ原稿を書いている途中で公開はしておりませんでしたが、

「当事者に了解を取る」というプロセスが思いっ切り抜けていました。
それについて、弟がトラブルにならないうちにすぐ連絡を入れろと
言ってくれたわけです。

ある意味ここもADHDにとっては鬼門になるのではないでしょうか。
「何をすると信頼関係が崩れるか」ということについて私達は元々関心が薄い。

完全にアウトなことでも、何がまずいのかがイマイチわかりません。
私はこれに対して、自分で言語化したリストを作成し、

健常者である家族にチェックリストを見てもらうという方法を取っています。
行動をマニュアル化しておくわけですね。

作ったリストはパソコンの隣に貼って、
記事作成後は必ずチェックしています。

今回は弟のおかげで事なきを得ました。
面白い勉強会に参加して、それを記事にする。
些細な他人との会話の中で思いついた、アイデアを記事にする。

などなど、記事の核になるアイデアは自分で思いついても、
その媒介には他人が大きくかかわっていることがままあります。

あくまで「表現」されていることが著作権の対象になるとはいえ、
何の了解もなしに会話の内容をブログに載せたらマズいです。

明確に自分の中では他人と「協力した」という意識は全くなくても、
記事作成のプロセスにはわずかでも他人の協力があることを忘れてはいけません。

(私も本当に忘れやすい視点なので、多分に自戒を込めています)

記事作成の際には利害関係者をノートに書き落とすこともおススメです。
誰が関わって記事が出来たかを、
頭の中だけで認識することは難しいです。

マインドマップなりエクセルの表なりを書いて、
とにかくかかわる人間を把握する事をおススメします。

自分の知らないところで、自分たちが提供した材料が使われると、
些細な会話でも人間は怒るので、先手を必ず打ちましょう。

そしてそれを習慣にするまで、言語化してマニュアル化するべきです。
抜け漏れによって連絡が行かず、下らない争いを生むことの方が大きな損失です。

世の中には明文化されていなくても、
守らないと致死性の威力をもつルールが多くあります。

今回の件もまさにその類です。
「信頼関係ガー」と意味の分からない言葉で殴られる前に
手を打ちましょう。
いざというときに身を守るために必要です。

頭の中に「校閲」を

今回の記事の要点は簡単で「裏をきちんと取る」ことです。
とにかく自分のアタマ以外の証拠を集めましょう。

記事の核となるアイデアは勿論あなたの頭の中の産物です。
しかし、それを支える論拠が事実かどうかは本当にチェックしましょう。

そして関わった人にひとこと言いましょう。
「これブログに書いて良いですか?」と。

ただでさえ、
ぐちゃぐちゃに自分の意見を発信しがちな、
ADHDには必要な視点ではないでしょうか。

「他人に伝わる情報には、必ず一定の配慮がなされている」という視点は、
きちんと「勉強」しないと我々は気付きません。

こういうもんだろ!!と怒鳴られたところで何も吸収できないのがADHDです。
私は今後は少なくとも、「書籍の校閲」と同じような視点を使っていきます。

私達よりもはるかにシビアな市場の中で鍛えられた基準には、
学ぶべきことは多くあると考えています。

「信用に足る記事」をやはり書いていきたいですので。
読書が好きなら、なおのこと。
人に情報を伝えるなら、正確で有用なものを届けていきたいです。

勿論自分の経験談ベースですので、
統計的には信頼性が置けないことではありますが。
「校閲」という機能を自分の中に持って、これから記事を書いていきます。

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ABOUTこの記事をかいた人

活字中毒歴16年目、年間100冊の読書と週3回の本屋通いが趣味 「行動するための読書」を テーマに書評を書いていきたいと思います。 メーカーの財務部を退職後 ADHD向けの就労支援施設にて訓練中