「外見に気を使えなかった」私が
服装を褒められるようになった理由

皆さんこんにちは。
kyouです。
プロフィールはコチラです。

今回は服装について20年以上気を付けられなかった私が、
「kyouさんは服装がしっかりしている」と褒められるようになった理由
書いていこうと思います。

皆さん外見って気を付けられていますか?

私はかれこれ20年以上、自分の外見には無頓着でした。
ビックリするほど興味がなかったんですね。

ADHDにありがちな興味範囲の狭さが
いかんなく発揮されておりました。

それ以前に「そもそも何故外見に気を付けなければならないのか?」
「それを解決するにはどうすれば良いのか?」という疑問が全く解けませんでした。

外見に気を遣わなさ過ぎてトラブルになり、
家族とやり合ったことも1度や2度ではありません。

そんな私の疑問に応えてくれる本を遂に見つけました。

今回は「ファスト&スロー 上下」と
「出来れば服にお金と時間を使いたくない人のための一生使える服選びの法則」の2冊を紹介します。

Amazonのページはこちらです。

「家族の言うことを聞かない」というのは、
よくあることですが、
今回の本は一流のパーソナルスタイリストと経済学者の本です。

疑心暗鬼の塊である私も抵抗なく読めました。

「外見に気を使うなんて投資対効果が悪すぎる」
そんな本音をお持ちの方もちゃんと報われる本です。

「kyouさんはしっかりした服装をしている」
私達が欲しいのはお世辞であってもこう言った言葉。

まずはファスト&スローで背景を知りましょう。
特に「プライミング効果」の章は念入りに。

「人は見た目が9割」という言葉の裏側に働く、
メカニズムが解説されています。

理論が納得出来たら、すぐに洋服を整理して服を買いに行きましょう。
大山さんの本を店員に見せながら話せばすぐに買えます。

服選びには「ベーシック」であることが一番です。

私達は洋服でハイスコアを叩き出す必要はありません。
ファッションの基本を身に付けることが目標です。

服装がしっかりしているという台詞。

意外に早く聞こえるかもしれませんよ。

外見を気にするべき理由はプライミング効果

人間は第一印象で大抵のことを決断する。

この傾向をプライミング効果と言い、
外見を気を付ける理由はこれです。
「第一印象を考えろ!!」

たった四半世紀しか生きていなくとも、
私はこの言葉を多く聞いてきました。

特に世間体を気にする家族からは良く言われましたが、
私は「うちはうち、他所は他所」という意見で常に議論は平行線でした。

「何故理由も説明されていないのに、
外見に気を付けなければいかないのか?」

「お金もかかる? 却下以外の結論出るの?」

こうした大変素直な気持ちを持っていたためです。

周囲の人は説明しようとしますが、
到底納得できません。

こうして「外見や洋服」について話題を振ることが
我が家でタブーとなっていきました。

そんな状況で偶然手に取ったのが「ファスト&スロー 上下」です。

特にこの問題を解決するにあたって参考にしたのは
上巻の第4章と第5章。

内容を要約すると
「人間は良い第一印象を受けると、
無意識でその第一印象を裏付けようとし続ける性質がある。
悪い印象も同じメカニズムが働く」ということでした。

人間は自分でも気付かないほど「首尾一貫さ」を
重視しており、感覚的な判断はその影響を受け続けるわけです。

そこらへんの新書でこれが主張されていれば、
「なんだこれ」で捨てることもできたでしょう。

しかしこの本の著者は、
ノーベル経済学賞受賞者です。
超一流の学者ですから論理の緻密さは折り紙付き。

「人が判断を下すときには様々な傾向がある」ことを
実験を基に丁寧に解説しています。

「マーケティングの分野では必読」と言われるのも
納得ですね。

「やらない理由が無くなった……」
素直にそう思えます。

しかし「どうすればいいんだろう?」という疑問がまだ消えません。

何か定石はないものか。
抽象論の次は具体的な解決策が欲しくなる。

次の本にその解決策がありました。

服選びの基準は「ベーシック」

ファッションの基本は
「ベーシック」なものを選ぶことです。

「洋服選べるって魔法使いかよ……」

当初、私はこんな気持ちでした。

外見に気を使わない理由は無くなったものの、
今度は「どう服を買えばいいのか」が分かりません。

周囲に関心を払わなかったツケが回ってきましたね。

途方に暮れた私を救ったのが、
「一生使える服選びの法則」です。

この本の主張は明快。
(一生使える服選びの法則 p17,27,131を参考に記事を作成しました。)

選ぶ洋服はベーシックなものが第一。
ベーシックさの条件は「サイズが合っている」こと。
なので必ず試着が必要です。

基本的にジャケット、
シャツ、パンツ(ズボンのことです)、
スニーカー、ベルトを無地で応用が利きやすいものを選ぶ。

色はネイビー、グレー、白、ベージュ、黒、淡いブルーなど。

ジャケットはスーツカンパニーで買ってお金を掛けましょう。
私は1万6千円位でした。

これらを一瞥すると「え……何か地味じゃね?」とか思います。

ですがきちんと勉強してお金をかけると理解できる。

サイズをきっちり合わせて、
こういった服を選ぶのは物凄い投資効率です。

地味と誤解しやすいですが、
これらの色は「信用」を醸成しやすいんですね。

「スーツをカジュアルにする」といえば理解しやすいと思います。

「だらしなさそう」に見える可能性を潰し込んでいくのが、
この本の基本方針です。

これを知るだけでも全く違いますし、
「気を付けるべきポイント」が明らかになるので大失敗をしにくくなります。

「外見が信用を作る」
そんな発想をすることで、外見は改善できるわけですね。

本日のまとめ

まずはファスト&スローでプライミング効果について学びましょう。
これが外見を気にするための背景です。

具体的な手法は「一生使える服選びの法則」でカバーし、
ファッションの基本を身に付けましょう。
ベーシックさが大切。

「外見を改善する」ことにはポイントがあります。

だらしなく見えるリスクを一つづつ特定して、
潰し込みましょう。

「服装がしっかりしている」。

この評判は
一度聞くとびっくりするほどモチベーションが湧きます。

自分の承認欲求を上手く使って改善していきましょう。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

活字中毒歴16年目、年間100冊の読書と週3回の本屋通いが趣味 「行動するための読書」を テーマに書評を書いていきたいと思います。 メーカーの財務部を退職後 ADHD向けの就労支援施設にて訓練中