「スポーツ始めようかな」
そんな方には卓球がおススメ

「うおおおおおおおおおおお!!!」
今日は卓球の全日本選手権見てました。

こんにちは、kyouです。
伊藤美誠選手、張本智和選手、優勝おめでとうございます。

小、中、高と卓球を続け、
卓球歴10年以上経っても中級者と自信を持って言えません。

今日は本とは全く関係のない「卓球」の話です。
「スポーツ始めたいけど、体力に自信ない」

そんな方にこそ卓球をおススメしたい。
頭をフル回転させることが出来て老若男女問わず楽しめる。
プラスアルファのコツも紹介します。

「何故この時期に?」と思われる方も多いかもしれません。
しかし、皆さん春になったら思うんです。

「何か始めよう」って。
それなら先に初めて力付けときましょう。

下手な人が入ってくるんです。
自分の成長も実感しやすいですよ。

老若男女問わず楽しめる

「あのじいちゃん強すぎやろ、
どうなってんだよ」

少し卓球に慣れると、
見た目よぼよぼのおじいちゃん相手に、
11-0で負けるというような場面に出くわします。

「この子になら勝てそうかも」
そう思えるような小学校低学年の子にボコボコにされたりもします。

そんなことが起こるのも卓球の魅力です。
本当に老若男女問わず楽しめます。

卓球は見ての通り身体接触がありません。
なので他のスポーツに比べてあまり体格のハンデは大きくありません。

80代のおじいちゃんと10代前半の中学生が、
普通にバチバチ打ち合ってたりします。

ある意味非常に「フェア」です。
その分別の残酷さはありますが、

肉体的な弱点が即ハンデにつながるわけではないのです。
体力、技術、経験、メンタル…etc。

山ほど勝敗に関わる要素があり、
各人が得意な分野を見つけやすい。

ここまで懐が深いスポーツも中々ありません。
頑固者のおじいちゃんも、運動目的の主婦も、伸び盛りの中高生も、
仕事帰りのサラリーマンもみんなで楽しめるわけですから。

その上意外に活躍の場が広い。
温泉には大概卓球台はありますし、
公共の体育館にも大抵卓球台があります。

つまり多くの市町村に卓球のチームが存在します。
一度それなりのスキルを身に付けてしまえば、
すんなり入れるコミュニティが全国にある。

これは大きいです。
なにせ「孤独」になるリスクが大きく減るわけですから。

幅広い年代と共通の話題をもち、
交友関係を持つためのきっかけとして卓球は最適です。

戦略的にモノを考える癖が付く

「100メートルを走りながらチェスをする」
卓球を形容する言葉としてよく言われるものです。
ここに「ミスを減らせば勝てる」という見方がつけば一流の勝負師でしょうか。

「頭を使わないとマズい」
仕事や私生活でそんなうっすらとした不安を持っている方にも卓球はおススメです。
上記のように卓球では勝敗に関わる要素が非常に多い。

競技の特性上、
体力の向上よりも技術習得の優先度が高いので、
体力面のハンディキャップは簡単に覆ります。

その上まず「戦略的に考えること」が求められます。
相手の苦手な箇所を衝けば点は取れますが、
自分でミスしては意味がありません。

では今調子のよい自分の技術は何で、
どう試合を組み立てれば勝てるのか。

どのサービスを出して、相手の返球に対してどう反応するか。
回転は、コースは…

多くの要素をわずかな時間の中で考えなくてはなりません。
定石はありますが、

それをきちんと実行に移して勝ち抜けるようにしなければならないわけです。
しかも心理状態1つで試合の流れがすぐに変わりますので精神面も鍛えられます。

「あと1点で勝てる」
その雑念に足を掬われて、
負けることのいかに多いことか。

「もういい、知らん。好きなように暴れてやる」
そんな開き直りが、
どれほどの逆転勝利を生んでくれるのか。

「心理面まで含めた多くの要素を同時に考え、戦略的に行動する」
この習慣をつけるのに卓球は最適です。

「中陣でドライブの引き合いを出来るようにしたい」と伝えて下さい

「通ってはいるけど成長してる実感がない……」
スポーツに限らず、習い事全般で一番きついのは、

「上達の実感が得られない」ことではないでしょうか。
卓球においてその問題を解決するために、

上記の言葉をそのまま卓球チームのコーチに伝えましょう。
解説すると「中陣」というのは、
卓球台から大体1メートル程離れて打つ位置のことです。

ドライブは平たく言うと斜め45度にラケットを振りぬいて、
ボールに上回転を掛ける打法のことです。
スマッシュに並び卓球における決定打となっています。

「引き合い」というのはドライブをお互いに打ち合うラリーのことです。
これをフォアとバック両方できるようになることをゴールに指導してもらいましょう。

最近の卓球のトレンドは「決定打の打ち合い」なので、
試合では1回ドライブを打って点が取れることはほとんどありません。

4~5回ドライブでのラリーが続くことも珍しくないので、
単発でドライブが打てるようになるだけでは試合に勝つことが難しいのです。

単発の技術ばかりを練習した結果、
「頑張っているけど勝てない」

そんな状態になりかねません。
反面教師はここにいます。

「中陣ドライブの引き合い」を「水泳の4種目」に

「いやあ、俺がここまでなるなんてなあ」
スイミングスクールに通ったことがある方は分かりますが、
水泳はクロール、背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライの4つが出来ると、

かなりの達成感があると思います。
「少なくとも、今後おれは水泳で困ることはない」そんな感じです。

卓球においては「中陣ドライブの引き合い」が出来ることがこれに当たります。
球速の速い決定打を左右のフットワークを駆使して、
両ハンドで打ち合いが出来る。

そんな状態を目指しましょう。
自信を持って「私は卓球が出来る」と言え、
目に見える変化があり、試合に勝つ公算が大きくなり、

どんな卓球のコミュニティでもそれなりのプレーヤーとして見てもらえる。
そんな技術が中陣ドライブの引き合いです。

そしてこれが今、「卓球という競技」が抱えている大きな問題です。
「両ハンドで、中陣ドライブの引き合いが出来るようになるまでの道筋や指導方法」が確立していないんです。

交流目的のコミュニティではなく、
上達するための場としてのスイミングスクールはそれなりの規模の町には大抵あります。

それは指導方法が確立しているからです。
「少なくとも真剣に週1回、1~2年通えば、4種類の泳法が出来るようになる」

これが多くの人の認識ではないでしょうか。
「大抵の人がお金と時間を投下してペイできる」
そんな仕組みがまだ卓球にはありません。

属人的な指導の相性が全ての状態です。
私は東京で個人指導を頼んだことがありますが、
1時間で6000円掛かりました。

ですが、新しく「卓球をやってみたい」という人が、
全員この言葉を言えば状況は変わるでしょう。

指導する側も、指導を受ける側も満足度は大きく変わるはずです。
競技全体のすそ野を広げることにも役立ちます、皆が楽しめるわけですから。

「中陣でドライブの引き合いを出来るようにしたい」
これを合言葉に卓球の世界に入ってみて下さい。
きっと楽しく卓球にのめり込めると思います。

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ABOUTこの記事をかいた人

活字中毒歴16年目、年間100冊の読書と週3回の本屋通いが趣味 「行動するための読書」を テーマに書評を書いていきたいと思います。 メーカーの財務部を退職後 ADHD向けの就労支援施設にて訓練中