職場の風土を知るには
自分の成功体験を振り返ろう

こんにちは
「人生は運ゲー」が座右の銘。
kyouです。

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今回はプロフィールにも書いてある中学を卒業するまで在籍した、進学塾でのお話です。

この経験が職場選びに大きな役割を果たしました。

「今日もまた失敗した……」

「もう鬱だ……」

仕事で失敗しまくるとこんな感じの状況に陥ります。

自分がこの世で一番ダメな人間に思えてくる。

何故かこうなりますよね。

アレほんと辛いです。

こういった状況を何とかするには「過去の成功体験」を拠り所に動くのが常套手段。

自分にあった場所選びが重要です。

自分にあった場所の定義は「業務の指示方法や内容が自分の得意に合致している」こと。

裏を返せば自分の得意にあって無さそうなら逃げるのもありです。

そのために成功体験や自分の得意に目を向けましょう。

こうすることで、「人生という運ゲー」も多少は乗り切れるのではないでしょうか。

私も毎日ADHDのおかげで死にそうになります。

しかし、何とか戻ってこれるのは「成功体験」があるから。

私の場合は「暗記が得意」という物でした。

そこから得意が広がっていきます。

「考えることが得意」「読書が好き」「新しいものを知ることに抵抗が無い」などなど。

自分の得意に合致している成功体験を積むことで、心の支えになります。

・私の通っていた進学塾の環境

 

私はここで、「ザ・競争主義」な教育を受けました。

そこで学んだのは「自分の頭脳活動の適性」です。

自分は体ではない、頭脳で価値を出す方が圧倒的に得意だと気付きました。

塾での環境を象徴するのが、「席はすべて成績順」で決まること。

週一回「地理の国名100か国暗記!」みたいなテストがある。

「週一のテストでは80点以上取ると名前が張り出される」などなどです。

どこかのブラック企業でしょうか?

しかも中学受験ではなく、高校受験ですよ? これ。

ちょっと視点を大きくすると、私の住んでいる愛知県は公立(効率?)王国として有名。

内申点という先生のご機嫌取りよりも、入試本番の配点が高いため競争は熾烈を極めます。

自分の偏差値というランク別に競争が繰り広げられるわけですね。

そんな環境の中で、Sという東海地方で有名な塾に通っていました。

創業地近くの湖の名前が由来だそうで。

「熱血教師」を売りにしているためかなり人を選ぶ塾です。

先生竹刀で授業してましたし。

暑苦しいのは置いておいても、授業の質は本当に高かったと思います。

授業は楽しい思い出しかありません。

何故かADHD由来の居眠りもしませんでした。

ここで「知ることは楽しい!」ということに気が付きます。

そりゃそうですよね。

塾内での席が上がります。

暗記能力の高さはテストの点に直結しますから。

論理的思考もつまるところ「論理の運び方」を知っているかどうかです。

自分がADHDのおかげでとんでもないことになって、なお競争を否定しないのはこれが原体験です。

偶然による成功体験ですが、無いよりもずっとマシ。

この経験から得られる教訓は「自分の得意に目を向けて、環境を選ぼう」ということ。

ぶっちゃけおおよそ自分の得意が合致していれば、それほど苦労せず一定の成果が出ます。

これを無視した、しっぺ返しは就職で起きました。

・自分の得意を活かす環境を選ぶ

「資格とかの勉強はどうでもいいから、手を動かして」

これを言われて、私は職場選びを完全に間違えたことを悟りました。

前職の財務部時代にどうしても理解できなかった風土がこれです。

経理・財務の分野では「勉強すること」は生命線。

会社にとっても、個人のキャリアの上でもです。

「勉強し続ける」ことは仕事をする上で、私にとっては必須事項。

「暗記が得意」ということは「1つの仕事に対して10~20の知識を使う」ことだからです。

思考や臨機応変さも知識の上に成り立っています。

そんな中知識なしで「臨機応変さを発揮しろ」です。

土台無理ですね。

しかも、業務は個人の限界一杯まで詰め込まれます。

業務外での勉強時間が大きく減る。

業務がパンクするまで半年と掛からなかったと思います。

業務量や範囲の調節でだましだましやっては見たものの、結果的に以前の職場は正味1年半ほどしか持ちませんでした。

自分の得意を活かせる風土かどうか

この視点は就職や転職で本当に考えた方が良いです。

福利厚生も大切ですが、社内の風土の軸が自分と合うかどうか。

成功体験を掘り下げて考えましょう。

次の就職先は「従業員には継続的な勉強を求める」と公言しているので、たぶん合っていると思います。

少なくとも面接官に「勉強していることは何ですか?」と聞いたら20分は喋ってくれました。

金融なので、次は大丈夫な、はず。

・自分の得意の掘り下げ方

一番簡単なのは、成果を出すうえで自分が譲れない要素を書きだすことです。

特に業務を遂行するときの指示の受け方に視点を当てましょう。

面接でも話題にすべきです。

もろに社風が出ます。

私の場合は以下の手順で細分化しました。

成果はテストは大体いい点が取れること。

理由は「暗記が得意」。

これを細分化すると
1 暗記が得意
2 何で暗記しているか→基本的に「書いて」覚える。聞くこと、話すことよりも文字で覚える。
3 「指示を聞く」よりも「メモを取ることが重要」
4 面接でコミュニケーションの方法と内容を確認

こんなところですね。

「指示の受け答えの方法」は思いっきり社風が出ます。

ここが合わないとほんとうに風土が合いません。

指示のやり取りはメモを取っても良いか?という質問は文化を上での指標になります。

何処の本か忘れましたが、広告代理店は忙しすぎて5分の立ち話で仕事を進めるなんて書いてありました。

私だったら絶対上手くいきません。

成功体験を抽出して、面接の質問まで落とし込みましょう。

・本日のまとめ

仕事をするには自分にあった場所選びが重要です。

自分にあった場所の定義は「業務の指示方法や内容が自分の得意に合致している」こと。

そのために成功体験や自分の得意に目を向けましょう。

成功の要因を分解して、面接の質問まで落とし込みましょう。

特に仕事の指示を受ける際の方法はもろに文化が出ます。

職場選びの参考になれば幸いです。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

活字中毒歴16年目、年間100冊の読書と週3回の本屋通いが趣味 「行動するための読書」を テーマに書評を書いていきたいと思います。 メーカーの財務部を退職後 ADHD向けの就労支援施設にて訓練中