生活の質を上げる
エッセンシャル思考とは?

こんにちは
毎日マルチタスクに追われてました。
kyouです。

今回はそんなマルチタスクを何とかするための本のご紹介。

「エッセンシャル思考 グレッグマキューン 著 かんき出版」になります。
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やることって山ほどありますよね。

日々の生活はめちゃくちゃ忙しいです。

それこそメールの返信や公共料金の支払いまで。

一つ一つが大変とはいかないまでも、さぼると破滅するアレがたくさんある。

こいうタスクって減らそうとしても減らないんですよね。

「減らして出来るようになる」とは思えないですから。

ただ、そんな状態なら「これ止めたら楽だろうな」という物を全部エクセルで管理しましょう。

エッセンシャル思考とは「目的をより明確にして、タスクを選ぶ」という考え方です。

怖いと感じる人も大丈夫。

「無力感」は元々の性格ではありません。

むしろ周囲からの評価さえ上げることが出来ます。

もしスケジュールが30分単位だと危険信号です。


30分ごとに別々のタスクが存在している。


毎日予定が詰まっているとはいえ、30分ごとに別々のタスクがあるのは危険です。

手帳などの区切りが30分単位なので気づきにくいですが、人間の集中力はおよそ45分が最長と言われています。

中には数分しかそもそも持たないという論調さえある。

私自身は測ったら、大体1時間で一つのタスクが終わりました。

しかし、これは最大限の生産性を発揮した場合。

毎日平均的に出せるかと言うとかなり怪しいですね。

人間の集中力は一度落ちると、再び集中の状態まで持っていくのにかなりタイムラグが掛かります。

そのタイムラグだけで多分30分くらい消費してます。

30分ごとに予定を詰めると大抵破綻する。

スケジュールの引き方を思い切って変えることが大切。

だからこそ「目的を完全に明確に」にすることです。

「日々の仕事を減らして、良くなるなんて信じられない」という考えも、こうすることで払拭できるはずです。

面倒事はエクセルで管理する

面倒なことは全てエクセルに放り込んでしまいましょう。

縦軸と横軸の項目を考えると自然と考えるべき項目が絞られるので。

こうすることで、管理するだけでなく、自分が本当に譲れない価値基準を知ることが出来ます。

私はこの方法論を「洋服」で試しました。

長年、洋服は我が家の諍いの種。

母や祖母はオシャレを自負しているような人で、一方の私は洋服などに全く関心がありません。

「まともな服を着ろ」

「まともって何や」

みたいなやり取りが常にありました。

そこで取った行動が上記のエクセル管理。

目的はただ一つ「洋服が原因の家族の中での諍いを無くす。」

そのために以下の情報が必要です。

1 「キレイ目」という周囲から減点されにくいスタイルの情報
2 1週間の中でいつ何を着るか
3 洋服を買い替えるタイミング
4 必要経費

これらを一つのA4用紙で把握して、周囲から文句の出ない格好をすることです。

いつ何を着るかを全てエクセルの表に落とし込み、必要な経費もそこで管理するようにしました。

大山旬さんの本を使って根拠を明示して母や祖母と交渉して、全て表にまとめます。

ここまで目的をはっきりさせると、やらなくても良いことを認識できる。

結果として、私はほとんど年間通してキレイ目の洋服しか着なくなりました。

上はジャケットとシャツ、下はチノパンかジーンズで統一しています。

こうすることで、少なくとも無駄な口論や、突発的な予定を入れることもなくなりました。

むしろ基準を明確にしたことで、「kyouさんは服装がしっかりしている」という評判が出来たくらいです。

「洋服での加点を一切しない。減点されなければいい」と線引きを明確にしたわけですね。

ただ気を付けなければならないのは、周囲との協力です。

特にエッセンシャル思考をしない方が良いのは、上司から部下の指示の場面。

「シンプルに考えろ!!」などと言ったところで、単純に前提条件や情報が足りていないと仕事は無理です。

前職時代の私の上司ですね。

情報を出さないことは時として、一生ものの恨みを買います。

私生活でのエッセンシャル思考の適応の際は、周囲との情報量の差に気を配りましょう。

自分のアタマの中だけで情報を完結させると、減らせるタスクも減らせませんので。

次にエッセンシャル思考を妨げるバイアスについて説明します。

エッセンシャル思考を妨げるバイアス


「私たちは選ぶことが出来る」

この意志を忘れないことが最も重要。

これを忘れることがエッセンシャル思考を実現するための最大の障壁だからです。

本書の中では

「選ぶ能力は誰にも奪えない。ただ本人が手放してしまうだけだ」
「エッセンシャル思考 グレッグマキューン 著 かんき出版p53

こう表現されています。

企業で働いていると、忘れやすくなります。

「自分の意志でこんなところに来たんじゃない」

私は前職時代に自分の職場を見て、そう思っていました。

大嫌いな先輩や上司に「付き合わされる」感覚です。

覚えがある人が多のではないでしょうか。

この考え方は最も有害な考え方の一つです。

自分で選択した。

そしてその結果について責任を引き受けた。

この意識を持ち続けることが大切です。

忙しいとびっくりするほど簡単にこの意識は失われます。

ノミはコップを被せて何度か飛ぶことを失敗させると、コップより高く飛ばなくなります。

これを「学習性無力感」といいます。

これが自分の生活にタスクがあふれる原因です。

本日のまとめ

今回はそんなマルチタスクを何とかするための本のご紹介。
「エッセンシャル思考 グレッグマキューン 著 かんき出版」になります。

毎日の予定が30分ごとになったら危険信号です。

止めたいことをエクセルに書き出してみましょう。

そうすることで自分の価値基準を明確にして、対策が打てます。

「減らすのが怖い」人は、「出来ない」という感覚自体が刷り込まれたものだと知りましょう。

学習性無力感が全ての元凶です。

少しづつ価値基準を明確にしていきましょう。

どこかで劇的に変わります。

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

活字中毒歴16年目、年間100冊の読書と週3回の本屋通いが趣味 「行動するための読書」を テーマに書評を書いていきたいと思います。 メーカーの財務部を退職後 ADHD向けの就労支援施設にて訓練中